【SVダブルD(E対応)】おいかぜドラドラゴ
はじめに
お疲れ様です。更新は続く…って感じで、前回の【バンルガ】に続いてもうひとつ、SVダブルバトルのスターターデッキを紹介します。今回のチームの方が取り回しが良いと思います。レギュレーションEがスタート、公式大会「キタカミプロローグ」も発表されて今ダブルが熱い!
新たな脅威が環境を襲っているものの特に相性が悪いとかでもないので、全国ダブル始めてみようという方は是非使ってみてください。(前回記事のもそうですが、レンタルコードが切れてたら声かけてください!)
構築経緯
前編:碧の仮面リリースを機に、後輩にダブルバトルを始めて欲しかったのでスターターデッキみたいなチームを組むことにした(2回目)。環境への理解がなくともある程度の出力が見込める、「自分の強い動きを通す」ことにフォーカスしたチームを構築した。
メタゲームにおけるメジャーなフェアリータイプがハバタクカミしかおらず、鋼タイプもヒードランとサーフゴー以外はそこまで多くないことから、耐性受けされにくいドラゴン技をメインダメージとすることにした。
アタッカーには、《りゅうのあぎと》《ドラゴンエナジー》の強力な範囲ダメージを持つ《こだわりメガネ》レジドラゴと、《ドラゴンアロー》で《まもる》に強く、上から相手を縛りやすい《こだわりハチマキ》ドラパルトを採用した。
サポーターには、素早さの即時反映を利用して《いたずらごころ》《おいかぜ》バフからそのまま味方を動かすことができるトルネロスを採用。中速アタッカーであるレジドラゴはパオジアンよりも早く行動でき、元々速いドラパルトは《ブーストエナジー》や《こだわりスカーフ》相手でも先制を狙うことができる。
ハバタクカミやサーフゴーを《トリックフラワー》《はたきおとす》で先発から処理しやすい《きあいのタスキ》マスカーニャを基本選出に組み込んだ。
補完として、《トリックルーム》に比較的強く、テラスタルなしでもある程度パワーがあるテツノカイナとモロバレルを追加。《キノコのほうし》《ねこだまし》は選出段階で相手に対策を強いることができ、メインの行動を通しやすくなる。
チーム概要
シーズン10:マスターボール級到達(14-7)
ポケモン詳細
トルネロス(化身)【鋼】
こがらしあらし
おいかぜ
ちょうはつ
まもる
道具:おんみつマント
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
実数:175-x-90-145-112-179
努力:164-0-0-0-92-252
先制《おいかぜ》からアタッカーを動かすサポーター。よほどのことがない限り先発させる。ミラーでの《ちょうはつ》争いで少しでも優位に立つために最速。サポーターだが《こがらしあらし》のダメージとデバフが無視できないレベルなので置き物になりにくいのが強み。《まもる》で倒されるタイミングを調整し、《おいかぜ》ターンを多く残す立ち回りを心がける。持ち物は《ねこだまし》や《いわなだれ》に対しての行動保障となる《おんみつマント》。
モロバレル【水】
キノコのほうし
かふんだんご
いかりのこな
まもる
道具:オボンのみ
特性:さいせいりょく
性格:おだやか
実数:221-x-103-105-132-50
努力:252-0-100-0-156-0
あんまり出さない。テツノカイナが出せない相手に出す。いるだけで【草】テラスタル以外のハバタクカミ、ウーラオス、《トリックルーム》系統への圧がかかる点が優秀。見せ合いにいるだけでナメられなくなるので困ったら入れておこう。
マスカーニャ【悪】
はたきおとす
ふいうち
トリックフラワー
まもる
道具:きあいのタスキ
特性:しんりょく
性格:いじっぱり
実数:151-178-91-x-90-175
努力:0-252-4-0-0-252
メインアタッカーの障壁となるハバタクカミや鋼を削る。《とつげきチョッキ》を《はたきおとす》ことができるのも評価点。ドラゴン技の通りがいい場合は後発に置き、ドラゴンが暴れた後に死に出しからスイープする運用もできる。ハバタクカミへのダメージを考え攻撃に補正をかけているが、オーガポン[178]や化身トルネロス[179]より遅い点に注意。
ドラパルト【フェアリー】
ドラゴンアロー
ふいうち
とんぼがえり
テラバースト
道具:こだわりハチマキ
特性:クリアボディ
性格:ようき
実数:163-172-96-x-95-213
努力:0-252-4-0-0-252
安定ダメージディーラー。《いかく》《ねこだまし》《こごえるかぜ》の影響を受けず、高速《ドラゴンアロー》での全体負荷を得意とする。《ドラゴンアロー》の「《まもる》やフェアリータイプなど無効になる相手がいる場合、自動で無効ではない相手に2回攻撃する」仕様によって、相手の択を拒否する性能がある。AIドラパルト最強!!《テラバースト》はハバタクカミやテツノカイナ、ウーラオスへの有効ダメージとして採用。《とんぼがえり》からテツノカイナやモロバレルに繋ぐなど対応力が高く、後述のレジドラゴに比べて取り回しやすい。
テツノカイナ【水】
道具:とつげきチョッキ
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり
実数:229-211-128-x-120-71
努力:0-252-0-0-252-4
クッション兼スイーパー。とにかく単体性能が高く、ほぼすべての対面で1〜2ターンの行動保障がある。勝ちきるのに必要なところに必要なダメージを出すのが仕事。《いかく》《ねこだまし》に耐性がない点以外に目立った弱点もない。このチームではハバタクカミをマスカーニャか役割破壊で突破する前提のため、技範囲を《ヘビーボンバー》ではなく霊獣ランドロス意識の《れいとうパンチ》に広げている。
レジドラゴ【鋼】
道具:こだわりメガネ
特性:りゅうのあぎと
性格:ひかえめ
実数:275-x-98-167-70-105
努力:0-0-220-252-0-36
爆発的ダメージディーラー。《おいかぜ》と組み合わせ《ドラゴンエナジー》ですべてを吹き飛ばす。《ブーストエナジー》《こだわりスカーフ》以外には先制でき、受ける技は限られるため、テラスタルの耐性変更が機能しやすい。《テラバースト》はハバタクカミへ、《だいちのちから》は鋼への役割破壊。先発させる場合は《こだわりメガネ》のリセットがしやすいようクッションを選出する必要がある。直近のメタゲームでは《ワイドガード》の採用が少なく、全体技の通りが良いのも使いやすいポイント。
与ダメージ計算
《ドラゴンエナジー》(ダブルダメージ)
[221-103]:103.6〜122.6%
[229-120]:86.4〜102.1% +《はたきおとす》で高乱数(223〜)
[227-153]:68.7〜81.0% +《はたきおとす》で確定
[207-99*1.5]:77.2〜91.7%
《だいちのちから》
[163-111]:94.4〜111.6%
[197-128*1.5]:91.3〜107.6%
《テラバースト》
[131-155]:111.4〜132.8%
《トリックフラワー》
[131-75]:108.6〜128.2%
[165-110]:58.1〜69.0%
[207-140]:73.4〜87.9%
《はたきおとす》(威力1.5倍)
[227-165]:52.8〜63.4%
[193-110]:46.6〜54.9%
《ドラゴンアロー》(1回)
[186-90]:44.0〜52.1%
[165-110]:40.6〜47.9% +《トリックフラワー》で高乱数(163〜)
[207-140]:25.1〜30.4% +《トリックフラワー》で高乱数(204〜)
《テラバースト》
[131-75]:119.0〜140.4%
[229-128]:79.4〜94.3%
相性
良い:
普通:
悪い:
《おいかぜ》《ドラゴンエナジー》を上から通せる相手は得意。
スイープ、削りどちらの面でも、マスカーニャの活躍は重要。
選出・立ち回り
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先発のをで処理して、で詰める。
を交代する可能性があるならを採用する。
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先発のをテラスタルで処理して、で詰める。
を交代する可能性があるならを採用する。
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がしんどい場合はを出す。
他にも後発のが不安な場合や《トリックルーム》に強く出たい場合に。
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サイクル選出。《さいせいりょく》で回しながらを通す。
《テラバースト》役割破壊さえできれば通りそうな場合に。
長所
《おいかぜ》バフの安定感
《トリックフラワー》《はたきおとす》の技範囲
《ドラゴンエナジー》の強力な範囲ダメージ
《クリアボディ》《ドラゴンアロー》の確定ダメージ
《テラバースト》《トリックフラワー》の崩し
短所
技リセットに交代が必要だが受け出し先が限られる
【フェアリー】テラスタルに弱い
ダメージ重視のためより遅い
《ねこだまし》に耐性がない(残数が少ない状況では対処が難しい)
《こがらしあらし》は当てないと0ダメージ
改善案
「上からのダメージ押し付け」「使いやすい」というコンセプトに沿ったものが組めたので現状満足。使用者の方は何かあれば連絡ください。
おわりに
ポケモンって1回復帰スイッチ押されると無限にできるよね。復帰スイッチ君のはどこにあるんだろう。見つけてあげるよ